merineccoの日本酒日記(呑んだくレポート)

呑んだ日本酒をだだ流しにする日記

呑んだお酒や心地よかった音楽をその場でレポート。
不定期更新ですがよろしくお願い致します。(月10本くらいを更新目標)

これをすると面白いよってこと。


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福島県 奈良萬 純米生酒 おりがらみ

福島は奈良萬のおりがらみです。

 

乳酸系の酸味が香る、後味すっきり水切りヨーグルトのようなお酒だと思います。

 

入りはおりがらみ特有の濃厚なヨーグルト様の甘い風味。

おりの口残りもあって、けっこう濃厚です。

 

ミドルに粕汁のような発酵臭。

発泡も若干あり、総合的にはすっきりですが、この臭いはすこし残りますね。

冷やした甘酒の後残りに近い。カルピスの舌奥に残る感じとも。

 

甘味は中程度。

しかし、嫌味なくすうーっと消えていくので、おりがらみの中ではすっきり系。

(香りに寄せてるものに比べると上級者ですが)

 

ご馳走さまでした。

 

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広島県 神雷 千本錦 無濾過生原酒

広島県神石郡にある三輪酒造さんの神雷です。

 

広島県産千本錦を60%精米、酵母はKA1-25。

 

香り広がる、少し後引きのあるお酒だと思います。

 

入りはメロン様の甘い香り。

大きく広がります。いわゆる昨今はやりの吟醸香です。

 

酸味は強い。舌にピリリとくるのはもちろん、強い香りもしっかりと切ってくる力強さを兼ね備えています。

 

この酸味の余韻と米の甘味、そしてなんだろう、一瞬味抜けした直後に焦げたような苦味がきます。

 

後味はすっきり。

舌残りはないです。

 

流行りの香りは素晴らしいけれども、少しミドルラストに雑さが残る気がします。

 

したがって、タレの焼き鳥など、油や旨味が強いものと合わせるのが美味しいと思いますね。

 

ご馳走さまでした。

 

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滋賀県 七本槍 純米無有 火入れ 2014年

滋賀県七本槍です。

地元産無農薬の玉栄60%精米です。

 

淡いフルーツ感を感じさせるお酒だと思います。

 

入りはマスカット様の甘い香り。

中程度ですかね。甘い風味が糖度を増したフルーツのような響きを出しています。

そういう意味では広がるわけではありませんが香りは強い。

 

酸味は弱め。入りの香りがじーっと長く続き、すっと切れてしまうお酒ですね。

 

逆に中味はすこっと抜けてしまってます。

そこが若干香りの落ちと繋がらないのが少し惜しいですね。

ただ、単品評価で感じる程度で、料理と合わせると逆に淡い香りだけがクローズアップし、飲みやすい香りのお酒と言えると思います。

 

全体的にのみやすいですね。

りんごの入ったポテサラなど。

 

ご馳走さまでした。

 

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山形県 山形正宗 まろら

山形県は山形正宗のまろらです。

 

まろらとは、一般的にワイン醸造で活用されるマロラティック発酵をベースにした日本酒です。

 

あんずのような酸味を持つすっきりとした口当たりのお酒だと思います。

 

入りはあんずの果実のような香りがします。

酸味は弱め。口あたり柔らかですね。

徐々に甘い香りが消えていきます。

 

甘味は中程度。こちらはすっきりですね。糖のような甘味があり、かといってべたつく感じではありません。

旨味等も薄め。トップの香りで楽しむお酒ですね。

 

常温まで上げると酸味が弱まり、柔らかくなっていきますね。

昨年よりも酸味が弱く、香りが柔らかくしっかりしている気がします。

 

ご馳走さまでした。

 

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青森県 陸奥八仙 銀ラベル 吟醸あらばしり 生原酒

青森は陸奥八仙です。

 

麹に花吹雪、掛にまっしぐら(共に青森県産)を使用し、あらばしりを用いたアル添酒です。

 

優しい甘みがじっと続くお酒だと思います。

 

入りは完熟のメロンやカスタードクリームのような甘い香り。

大きく広がる感じではないですが、重く強い香りで、じっと長く続きます。

 

酸味は中程度。舌に少しピリリとくる感じ。香りの重さが一旦ここで緩和されます。

 

甘味は中程度。

特に癖はありません。

入りの香りがキレずに残っているぶん、その余韻が甘味につながりすーっとキレて行くお酒ですね。

 

少しアルコールの苦味があります。そこは少し惜しい。

 

冷やよりも常温よりで頂くのがいいのではないでしょうか。

香り次第ですが、乳や鶏白湯のを用いたお鍋など、合うと思います。

 

ご馳走さまでした。

 

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千葉県 旭鶴 特別純米酒 鳥海米

千葉県は佐倉市の旭鶴です。

 

千葉県産総の舞を使い、槽搾りの純米酒、一度火入れの原酒です。

 

全体的に優しさを持ちながら、ピリッと香るお酒だと思います。

 

入りはバナナ様の甘い香りですが、弱いです。

酸味も弱め。ただ、香りも弱いので特徴としては感じます。乳酸様の少し鈍い感じ。

 

甘味は中程度から弱いくらい。

じっと味のベースになる甘味で、癖はないですね。

 

後味に木の枝のような渋み。あと樽の風味がします。

こちらは中程度。全体的に優しいので特徴を感じますね。

 

全体的に本当に優しいです。

ただ、立つ味はしっかりしており、少し加水してあっためると良さそうです。

 

ご馳走さまでした。

 

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越後武士 ナポレオン オーク樽仕込み 43度

新潟の玉川さんのお酒です。

 

詳しくはないですが(後で調べます)、一年くらいオーク樽で熟成かけたとのこと。

どこでアルコール度数あげてるか不明ですが。

 

一言で言って、浅い、癖のない、後味すっきりなブランデーのような、そんなお酒です。

 

ストレートで飲んでいるのですが、トップの香りはブランデーと比べると弱いです。

逆に言うとすっと風味が入っていく感じ。

 

ミドルはアルコール様の香りと、若干熟した葡萄のような香りがします。

山廃の日本酒のようなツンとした香りも強い。

 

これは他の蒸留酒とは違うところ。

 

ラストは嘘のようにすっきりです。

後引きもなく、嘘みたい。驚かされました。

 

今まで飲んだことのないお酒だったのでびっくりしましましたが、そのひいき目を除いたとしても、バランスよく、日本酒の良さを失わわず、新しいお酒だと思います。

 

トップの香りは研究し甲斐があるかも。

すごかったです。

ご馳走さまでした。

 

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佐賀県 能古見 純米吟醸

佐賀県は能古見純米吟醸です。

 

甘味系の、バランスの良いお酒だと思います。

 

入りはバナナや甘い夕張メロンのような甘だるい香り。

香りはしっかり感じますね。

 

酸味は少し強め。

乳酸用の酸味がきます。鈍いがしっかり感じますね。

 

甘味は少し残り、旨味は無し。

緩やかなカーブを描きますが、比較的すっきり系です。

 

穏やかで特徴的ですが、嫌味なくのみやすいですね。

 

美味しいです。

ご馳走さまでした。

 

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