merineccoの日本酒日記(呑んだくレポート)

呑んだ日本酒をだだ流しにする日記

呑んだお酒や心地よかった音楽をその場でレポート。
不定期更新ですがよろしくお願い致します。(月10本くらいを更新目標)

これをすると面白いよってこと。


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群馬県 聖 純米吟醸 山田錦

昨年の聖です。

冷蔵庫で眠らせていたものです。

 

甘みが広がるお酒ですね。

入りはバナナやメロンのような少し重い甘い香り。

かなり大きく口の中に広がります。舌に若干べとつくほど。

 

酸味は中程度。

これは置きっ放しにしていたからかなんなのか、少し雑です。

舌の横がピッと絞まる感じも受けますし、一方で香りを切るかと思いきや、ちょっと残ったりと不安定です。

舌の両サイドにレモン食べた後のような感じは残ります。

 

ミドルは甘みは残すものの比較的すっきりめ。

甘みは香りにつながり、なだらかに風味が切れていきます。

甘みや薫香、発酵臭などもあまり感じず、香りに寄せているお酒の印象。

 

香り強く、「甘い」お酒ですね。

落ち着いた時に飲みたいお酒だと思います。

ナッツとか、その辺りと共に。

 

ご馳走さまでした。

 

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山形県 磐城壽 純米酒 26BY

山形は磐城壽の少し古酒

 

柔らかなお酒だと思います。

 

入りは少し浅いレーズンのような香り。

熟成香にしては浅い部類ですが、良い酒になる予感はします。

 

酸味は弱め。

若干乳酸用の柔らかな酸味は感じますが、ぐびっといってると気にならないレベル。

 

その後、糖の甘みに加え、カラメルのような苦味を少し感じ、味がキレて行きます。

 

熟成酒の中ではどんな色にも染まりそうですね。

ゆったりも飲めますし、古酒というくくりの中では浅くバランスが良いと思います。

 

ご馳走さまでした。

 

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広島県 寶劔 純米酒

広島は寶劔の純米です。

八反錦、60%。

 

甘い香り広がりつつ、終わりすっきりなお酒だと思います。

 

入りはメロンの様な香り。

かなりトップに広がりますね。

吟醸香たっぷりな感じ。

ジューシーで甘いマスカットのよう。

 

酸味は中〜弱め。

香りが強いのもありますが、舌先で少しピリッとするものの、香りが大きいので甘く広がるお酒の様な印象。

 

ミドルからは糖の甘さ。

ラニュー糖の様な少しスッキリめの甘さを感じ、一呼吸置いてすっと味がキレます。

 

後味に舌の奥に甘みが残るのは少し気になります。

 

しっかり香りあるお酒と言って良いんじゃないでしょうか。

寶劔からすると香りノッテる気がしますが。少し。

 

レーズンと合わせたクリームチーズとか良さそうです。

若めのアテと。

 

ご馳走さまでした。

 

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愛媛県 賀儀屋 無濾過 味口本醸造 薄濁り

愛媛は賀儀屋のうすにごりです。

この時期まで引っ張った、本醸造です。

 

カルピスのような甘酸広がる、飲みやすいお酒だと思います。

 

入りはメロンやバナナのような香り。

比較的甘めです。ほのか。

常温くらいまで温めると香りが立ってきます。

 

そこに乳酸の柔らかな酸味。

少しおりの風味も感じます。

舌触りはキメの細かい豆腐?泥?のような感じ。

 

甘酸がほのかながらも立ってきます。

ロックにすると、カルピス様。

 

カルピスの様な酸とは裏腹に、ミドルまでしっかりと感じます。

こちらは舌にピリピリ残りますね。

クエン酸みたいな舌残りも感じます。

 

それらの風味が渾然一体となって風味が切れていき、最後のすっと、無くなります。

後味は残すこともなくすっきりと。

 

全体的に平坦なお酒で盛り上がりはないですか、癖もなく飲みやすいお酒だと思います。

特にロックにするとすっといけちゃいます。アルコール度数18.5%あるので、注意なお酒だと思いますね。

 

ご馳走様でした。

 

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佐賀県 鍋島 愛山

佐賀は鍋島の愛山です。

 

鍋島らしい香りは保ちつつも、甘垂れしない風味を持ったお酒だと思います。

 

入りは、いかにも鍋島らしい洋梨やバナナといった香り。

香りは大きく広がります。

 

酸味は中程度。

ただし、香りが強いので相対的には香りを切るところに注力してます。

舌にもピリリとはきません。

 

甘みは強め、旨味は弱め。

蜜のような甘みが来ます。

大きく、水飴のような甘さ。

それでいて舌残りは薄いので、甘垂れはしません。

 

それに加えて、舌の奥に少しの苦味を感じます。茶渋のような苦味。

これは、嫌味ではなくアクセントになってる印象ですね。山田とは違ってアクセントあり。料理になりますが、人によってはスパイシーというかも。

 

よく出来てます。

ご馳走様でした。

 

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北海道 北の錦 純米吟醸 生酒 銀ラベル

北海道は夕張の、北の錦です。

 

裏面が読みづらいので、言葉に起こしてみます。

 

創業明治11年。「北海道の大地で錦を飾る」という決意のもとに命名した山里の酒蔵です。

一貫して「地産の米」にこだわり、北海道でしか醸せない地酒とは何か?という問いへの答えを追究し、厳しい自然環境の中、力強く、北の大地のように爽やかな風土を感じるお酒を目指しております。

 

こちらは道産米彗星を使用した純吟生酒ですね。

 

酸味がピリッとした背筋改まるお酒だと思います。

 

入りはマスカットのような香りがします。

香りは中程度、そこそこドライな香りです。

酸味もそこそこ。香りと同じくらいの強さで、クセはなく、香りをすっと切っていきます。

切れが良い、というよりはドライな、という表現でしょうか。

 

甘みはそこそこ。

ちょっと黒糖のような甘みを感じますが、だらだらとは伸びず、ふわっと感じですすーっと切れていきます。

 

全体的にトップ寄りの爽やかなお酒と言って良いんじゃないでしょうか。

 

ミドルに少しゴムのような香りがします。

これが他の匂いをマスキングしてるので、ちょっぴり気になる。

 

レーズンとかあいそうですね。

クリームチーズにレーズン合わせたもの。

 

ご馳走様でした。

 

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宮城県 萩の鶴 純米吟醸 生原酒 別仕込

忙しく、更新が滞っており申し訳ありません。

 

萩の鶴は桜猫です。

 

柔らかく甘酸っぱいお酒だと思います。

 

入りはメロンやマンゴーのような少しもたっとした甘い香り。

やや強めですね。広がるタイプです。

 

酸味もそこそこ。

やや青いリンゴやレモンの様なキレのある酸味がきます。

 

香りはそこで8割くらい切れます。

 

その後、若干の舌先のピリピリ感とともに糖の甘さを感じ、すっと切れていきますね。

 

甘酸がしっかりしているので、後残りもなくすっきりした印象。

ただ、お花見等外で飲むなら一杯目にさっと飲みたいですね。

 

ご馳走様でした。

 

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兵庫県 竹泉 純米山田錦 (人肌燗)

兵庫の朝来市にある田治米さんの、山田錦です。

 

人肌燗くらいで頂いています。

 

ほのかに甘く、ほのかに良い意味でクサい、お酒だと思います。

 

入りはほうじ茶、のような、少し茶葉を燻したような香りがします。

それとともに乳酸っぽい酸味。口当たりは水っぽくジューシー。

 

少しアルコール様の苦味が来たら、すっと味が消えて行きます。

後味に炭のような若干の苦味。

熟成はしているのですが、まだ浅い。そんなもどかしさを感じます。

 

立ち上がりもゆっくりですし、甘みもなく、ほのかに後味は残さない。

料理と合わせがいのあるお酒ですね。

 

個人的には足りない甘みや旨味と合わせたい。

旨味は魚系か。肉よりは魚。

 

脂の乗った塩焼きでもいいし、少し味噌乗せて焼いてもいい。

 

香草みたいな香りを乗せるのもいいですね。

 

単品より料理と一緒の方が輝くお酒だと思います。

 

ご馳走さまでした。

 

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Written by merimekko
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