百十郎の春酒です。
ラベルの桜が艶やか。
糖の甘さがふーわっと広がるすっきりめのお酒だと思います。
入りは少し若いりんごのような風味がします。
そんな感じの甘酸っぱさ。
酸味はそこそこ。
舌にぴりっとは来ませんが、口の中がざらつく感じ(pH低めの)の酸味です。
酸強めの甘酸っぱさが、口にしてから3秒くらい力強く平坦に続きます。
その後、酸を起点にしてすーっと味が切れていきます。
ミドル以降の味の盛り上がりは見られません。
温度を上げると少し甘さが見えて来ますが、その場合は酸味の残響と繋がって、よりゆっくり味が切れていく印象ですね。
したがってすっきり目のお酒かと。
春酒としては、強めのあてにも(特に油物と相性良さそう)負けない飲みやすいお酒かと思います。
先の山本は宴の最初の方に、これは中盤でもいけるやつ、ですかね。
ご馳走さまでした。