merineccoの日本酒日記(呑んだくレポート)

呑んだ日本酒をだだ流しにする日記

呑んだお酒や心地よかった音楽をその場でレポート。
不定期更新ですがよろしくお願い致します。(月10本くらいを更新目標)

これをすると面白いよってこと。


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福島県 会津中将 生純米原酒 無濾過初しぼり

会津中将の生酒です。

 

甘い香り広がる、ややすっきり系のお酒だと思います。

 

入りはバナナ様の甘い香り。

そこそこ大きく広がります。

 

酸味もそこそこ。特段主張するわけではありませんが、香りよりやや強く、広がる香りを切ってきます。

 

甘みはやや弱め。

少し残った甘い香りに繋がりますが、そこまで広がりはしません。

 

理由に、茶渋のような苦味があり、これが甘みの上に覆いかぶさっています。

甘いんだけれども、やや渋い。

 

とはいえ、口にして4〜5秒で味がすっと切れるので、飲みやすい部類ですね。

 

これも出汁とか脂物と合わせたいです。

逆にいうと、食中酒としては良いと思います。

 

ご馳走さまでした。

 

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福島県 會津 宮泉 純米酒 火入

年の瀬ですね。

宮泉の純米です。

 

甘酸っぱい香りが広がるやや酸味よりのスッキリしたお酒だと思います。

 

入りはふじりんご様の香り。

酸味もあり、ベタベタ甘いというよりは、酸味もある甘酸っぱい系。

 

酸味はそこそこ。

やや舌でざらつきますが、香りをバシッと切る役目。

 

酸味を通り越したあとは、一気に風味が減衰。

やや茶渋のような渋みもあります。アルコールの苦味も。これがアクセント。ちょっと檜のような香りもします。

 

甘みも無いわけではないですが、前述の渋苦の方が強く、また切れるタイミングも同じくらいなので、甘ったるさはなし。

すっきり系。

 

香りは最初に飲むお酒ですが、料理と合わせた方が良いかも。

出汁系はありですね。酢の物はちょっと喧嘩するかもしれません。

 

ご馳走さまでした。

 

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石川県 菊姫 にごり酒

菊姫のにごりです。

 

甘いおり酒です。綺麗などぶろく

 

トップはメロン様の甘い香りですが、そこまで広がりません。

酸味もあまりなく、ミドルの糖の甘みと綺麗なおりの収斂味が広がります。

甘い食物繊維の入った甘酒?の分類としてはかなり綺麗。

 

面白いです。

ぜひ中盤から終盤で飲んで頂きたいですね。

 

ご馳走様でした。

 

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東京都 多満自慢 吟醸酒 淡麗

東京は福生市にある石川酒造さんの多満自慢です。

アル添の吟醸

 

ミドル以降が香ばしいお酒だと思います。

 

トップの香りは弱め。ややベリー系。

そんなに広くは広がりません。

 

酸味はそこそこ。

乳酸様の酸味。純。香りよりはやや大きめです。

 

甘みはあまりないです。

アル添様の甘みはありますが薄め。

焦がしたような甘苦味と乳酸の残響が合わさって味が盛り上がりますね。

 

単品で飲むより料理と合わせて飲む酒だと思います。

鍋。酒が入った鍋。ピェンローと合わせたい。

 

ご馳走様でした。

 

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神奈川県 いずみ橋 とんぼの越冬卵と雪だるまラベル しぼりたて

いずみ橋の雪だるまです。

 

甘い酸味が広がる、飲みやすいお酒だと思います。

トップはマスカット様の香り。

甘いですが、キレよし。

 

酸味もそこそこ。

トップの香りよりはやや強く、香りを切る上で舌にもピリリと来ます。

 

甘みは中程度か少し弱め。

香りを切った後にやや感じるのですが、薄いので全体的にすっきり。飲みやすい。

 

後味の盛り上がりもなく、キレ良いお酒です。

雪だるまのラベルがありますが、丸いというよりはすっきり尖った印象。 

 

ゆるい甘旨なものと合わせたいですね。出汁。

ご馳走様でした。

 

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茨城県 SABA de SHU

茨城は一品を醸している吉久保酒造さんの、サバ専用日本酒です。

なんじゃこらという話ですが、よく見ます。

 

最近◯◯専用酒、多いなあと。

コンセプトも楽しいですね。

 

ミドルの盛り上がりが特徴的なお酒だと思います。

 

トップの香りはあまりありません。

口にしてから1〜2秒から味が盛り上がっていきます。

 

乳酸用の酸味、糖アルコールの甘み苦味、焦げたカラメルのような甘苦味がいっぺんに広がります。

 

舌にはピリリと来ないのですが、風味としては豊か。

ただ、キレもあっという間です。

後味に残ることもなく、風味が一気にきて一気に無くなる大波感。

 

サバ専用日本酒と書いてありますが、カラメル様の苦味と少しヒネたゴムのような香りが逆にサバの血合いや皮の苦味に合う気がします。

 

後味は嘘のようにキレる分、そこでバランス取っているのでしょうね。

 

面白いお酒です。塩でも十分ですし、サバにばっちし合います。

できれば脂の乗ったものを。

ご馳走様でした。

 

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福島県 口万 裏口万 純米吟醸 一回火入れ

裏口万です。

 

柔らかな甘い香り広がる、スッキリ系のお酒だと思います。

 

トップはメロン様の甘い香り。やや洋ナシ。

そこそこ大きく広がります。

 

酸味もそこそこ。

ただ、香りの方が大きく、香りを全て切るというところまではいきません。

 

甘みは中程度からやや弱め。

酸味で切りきれなかった甘みと酸味が繋がっているのでそれ込みかもしれませんが、口にしてから1〜2秒で甘みがすっと落ち、それから3〜4秒くらいまでほのかに甘みを感じ、そこからすっと無くなります。

 

途中アルコール様の苦味を感じます。

多分香りの方が強いのですかね。

 

香り系と捉えていいのではないでしょうか。

ただ、柔らかですので嫌味もなく。

 

ほかのトップに来る香り系とはバッティングしますが、旨い食べ物、あるいは漬け系とは相性良いと思います。

ご馳走様でした。

 

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宮城県 日高見 純米酒 短稈渡船

日高見の純米酒です。

最近流行り?短稈渡船です。

 

ややトップ寄りの、まとまったお酒だと思います。

トップの香りは弱め。特に何が広がるというわけでもなく、なんだか甘い香りです。メロンと言ってもいいですが、そんなに。

 

酸味とあまり感じません。

トップの香りよりはやや大きく、スッキリとは感じるのですが、香りが弱いので空振り気味。

 

ただ、口の中がとろっとして口当たりのボリュームはあります。何故?

 

甘みは中程度から少し弱め。

米の甘みは純で、綺麗な酒なのですが、こちらも特に強くなく。

 

後味も特に盛り上がることもなく、口の中がやや甘くとろっとしたままなくなっていくお酒です。

目立たないけれど、気づいたら酔っているという意味では危ないお酒ですね。

大きなマイナスもなく、プラスもなく。不思議。

 

料理にはなんでも合うと思います。

というか、気付いたら酔いたいときにぜひ。

 

ご馳走様でした。

 

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