merineccoの日本酒日記(呑んだくレポート)

呑んだ日本酒をだだ流しにする日記

呑んだお酒や心地よかった音楽をその場でレポート。
不定期更新ですがよろしくお願い致します。(月10本くらいを更新目標)

これをすると面白いよってこと。


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秋田県 飛良泉 山廃純米 ○飛 はま矢酵母

飛良泉の破魔矢から見つかった(どういうドラマ?)酵母を用いたお酒とのこと。

 

ベリー系の酸味がぶわっと広がる甘酸っぱいお酒だと思います。

 

入りはラズベリーのような甘酸っぱい風味。

トップからというより、口に含んで一歩遅れて香りが広がります。

 

酸味は強め。

乳酸の酸味なのですが、かなりしっかり感じます。

トップの甘み、後の米の甘みと一緒になり、かなり強いですね。

 

酸味は単一で綺麗な分嫌味はないです。

ラズベリーをいっぱい口に含んだのと比較すると、渋みは無く、甘みが強いですね。

 

後味の盛り上がりは薄め。

トップミドルの盛り上がりのまますっと味が切れます。

 

酸をあえて立てたのでしょうか。

インパクトありつつ、かつ味は綺麗です。

 

ただ、この酸の締まる感じが好き嫌いは分かれそう。

旨味とうまく合わせたいですね。

 

ご馳走さまでした。

 

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秋田県 山本 純米吟醸原酒 6号7号飲み比べ

山本さんの酵母違いシリーズ。6号が新政さん、7号が一白水成さんのもの。

 

6号:

少しきゅっとする酸味が立つすっきり目のお酒。

 

入りは若いマスカット様の香り。

香りはそこそこ。

 

酸味も強め。

香りよりは一回り強く、甘い香りがした直後に少しばかりきゅっと締まる。

舌には収斂味。

 

その酸の後、少しだけ米の甘みが乗るが、全体的にはすーっと味が切れていく。

後味の盛り上がりはあまりない。米の甘みくらい。

 

7号:

甘い香り広がるすっきりしたお酒。

 

メロンやラズベリーのようなの甘い香り。

酸味はクエン酸に近いきゅっとした酸味。香りよりは弱めだが、風味としては感じる。

香りは切る。

 

少し木の枝の軸のような苦味。

 

甘い風味がふわっと広がり、そのまま自然落下的に味が切れていく。

6号に比べ、味のキレは遅い。

 

後味の盛り上がりも薄く、米の甘みが若干するのみでスッキリしたお酒。

 

酸味の締まり具合からして、7号の方がふくよかというかジューシーなのでしょうか。

6号のきゅっと締まる感じがおでんと相まって私は好きです。

 

ただ、どちらも綺麗です。

ご馳走さまでした。

 

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秋田県 春霞 純米酒 赤ラベル 生酒

春霞の赤ラベルです。

 

甘酸っぱい香りが特徴の、ジューシーなお酒だと思います。

 

入りはメロン用様の甘い香り。

ジューシーにぶわっと感じます。大きめ。

 

酸味も強め。

トップの香りが強いので、それに勝つことはありませんが、乳酸様の綺麗な酸味です。

美味しいヨーグルトの乳清みたい。

 

それら二つの風味で甘酸っぱさを感じますね。

 

これに対して後味はいたってすっきり。

前述の甘酸っぱい風味のまま、すっと味が直線的にキレていきます。

 

一瞬米の甘みが広がるかな。

でも温度を少し上げたらの話で、ひやならあまり感じません。

 

味のあと残しもなく、次のお酒にもつながりますね。

 

食の最初の方に良いのではないでしょうか。

美味しかったです。ご馳走さまでした。

 

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奈良県 みむろ杉 特別純米酒 辛口 露葉風 無濾過生原酒

奈良はみむろ杉のろまんシリーズです。

 

露葉風は奈良の酒造好適米。初めて聞きました。

裏面を見ると、純に香りは取りつつ嫌な後味は残さないような意思が汲み取れます。

 

少し甘めのマスカットを含んだようなお酒だと思います。

 

入りはマスカット様の甘酸っぱい風味。

香りはそこそこ大きいです。

 

酸味は中程度。

乳酸よりは少しキレの良い印象で香りをばさっと切ります。

甘い香りだけは残り、プラス乳酸っぽい酸味が少し盛り上がります。

 

乳酸っぽい酸味がふわっと盛り上がった後、香りの甘みと米の甘みが繋がって、今度は甘く感じます。

 

ただ、酸味と甘みはほぼ同じ程度に落ち着くので、最終的に落ち着くところに落ち着くのでしょうか。

 

ここにプラス茶渋のような苦味、アルコールの揮発香が来ます。

ここが少し一癖ありますが、好きな人は好き。

 

後味はいたってすっきり。

甘酸のバランスのうち、酸味は消えて甘みがなかったところに苦味が少し乗り、そのまますっと切れます。

 

後味の残しもなし。

トップによっている酒ですが、甘みも純に残っている分存在感はあります。

 

食中でも出過ぎることなく美味しいですね。

メインの少し前に飲むと美味しいかと。

 

ご馳走さまでした。

 

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山形県 栄光富士 森のくまさん おりがらみ 熊本

栄光富士さんの熊本復興酒です。

 

東日本を直撃した民として、なんとなく頼んでみました。

 

甘酸のバランス良い飲みやすいお酒だと思います。

 

入りはメロン様の甘い香り。

かなり大きく広がります。

 

香りだけでいうと、かなり大きいです。

そこに発泡がきます。

かなり炭酸のような発泡は強め。開けたてだからでしょうか。

 

舌に炭酸の発泡感は感じますが、酸のピリリとした感じはなく。

 

発泡で一旦味が切れますがこの後若干の米の甘みとともに味がキレていきます。

 

トップ寄りのこの時期のお酒ですね。

何も知らない方からすると、驚きを与えるお酒じゃないでしょうか。

 

美味しいです。

ご馳走さまでした。

 

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茨城県 魔愚魔 超辛口純米

茨城は来福さんの見たことないお酒です。

 

酸味強めの、かなりすっきりしたお酒だと思います。

 

入りはメロン様の香り。

舌に乗せた瞬間にばっと感じますが、一瞬で酸味に取って代わられます。

 

酸味はクエン酸の様な酪酸のような香り。

 

ほんの少しだけ舌にピリリと来ますが、酸味の広がりでもはやトップの香りは消える印象。

 

そのまますっと味が切れます。

後味の盛り上がりもなし。ぶわっと酸味が来て、すっと切れる。

 

油ものと非常に合う気がしますね。

ただ、脂の乗った赤身の魚は合わないかも。

 

若い赤ワインのような使い方が良いと思います。

 

ご馳走さまでした。

 

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宮城県 阿部勘 純米吟醸 蔵の華

宮城は阿部勘です。

蔵の華。

 

甘酸広がる、飲みやすいお酒だと思います。

入りはメロン様の香り。ただ、すぐに収斂味をもった酸味が来るので、総じて若いマスカットのような感じ。

 

甘ったるくもなく、むしろトップにぶわっと香りますが、酸味も結構強いです。

 

舌にピリリとくる感じではなく、クエン酸様にはちみつレモンの中のレモンをかじったような酸味を感じ(甘い香りは薄れます)、急速に香りもキレていきます。

 

その後、この酸味と若干の米の甘みが繋がり(酸味少し強め)ちょっと舌の奥に酸でざらざらとした口当たり残しつつも、味はすっと切れるお酒です。

 

酸味自体に味としては気にするところもなく、すっと飲めて、かつ辛口で飲みやすいお酒になりますかね。

 

脂物と合わせるとなおおもしろいと思います。

 

ご馳走さまでした。

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香川県 月中天 山廃純米生原酒

香川は仲多度郡にある西野金陵さんのお酒です。

 

香川産さぬきよいよいを使ったお酒となります。

 

甘酸っぱい風味がツンとくるのが特徴的なお酒だと思います。

 

入りは若いマスカット様の少しツンとした甘い香り。

そこに酸味が乗ってきます。結構しっかり。

キレの良い酸味で、クエン酸のよう。

 

甘酸で口当たりが盛り上がった直後、急速に味がキレていきます。

盛り上がりと同じ速度でキレていくので、飽きないお酒ですね。

 

後味も薄め。

ミドル以降の盛り上がりなく、風味のつながりとしては一山ですっと飲めるお酒ですね。

 

ミドル以降に若干の発酵の香りはします。

繋がって消えますが。

 

食中にインパクト付けたいときに飲むお酒ですね。

嫌味なく、かつ存在感もあり、綺麗です。

 

ご馳走さまでした。

 

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Written by merimekko
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