2014-01-01から1年間の記事一覧
愛知県は関谷酒造さんの蓬莱泉、熟成生酒です。 こちらは関谷酒造さんで造られている「和」を生のままタンクで囲い、1年間熟成させた上で出荷されたもの、とのことです。 非常に旨味が強いお酒となっています。 最初に来る酸の刺激というものは弱〜中程度で…
島根県の王禄です。入りの酸味が強めのお酒です。酸っぱい、とまではいきませんが、刺激的なものは感じます。その酸味が旨味の上に乗ってきます。従って、酸味ではありますが時が経つに連れて酸味の質が変化していくような、面白い味わいです。ご馳走様でし…
福井県は福祝の純米酒です。現名古屋グランパス所属の玉田圭司選手プロデュースのお店で頂きました。トップに来る酸は弱く、一般的に言うと甘めなお酒だと言われると思います。純米酒ということで、複雑な香はします。ツンと来る酸味は口にしてから1.5秒から…
広島県は金光酒造さんのお酒、加茂金秀です。口に入れた瞬間、発泡に近いピリピリ感がしますが、味としての酸味は大きくは感じません。しかし、先味に関してすっとした微細な酸味以外の味は無く、繊細な酸味が感じられます。それよりも特徴的なのが、米の甘…
ひとまずですが、個人用に仕入れてみています。 こちらのお酒たちも後々レビューしますので、よろしくお願いします。 個人的には貴のおりがらみと好きな七ロ万、ですかねぇ。
山形県の上亀元です。喜ぶ方ではなく、亀の方です。 強いが平坦な甘味が強いお酒です。 酸もありますが、酸がきて甘味、みたいな分業がなされている訳ではなく、酸が来て、そのままの強さで酸が甘味に変わる感じ。 酸の質はりんごのような味わいです。だから…
三重県の妙の華です。 非常に独特なお酒です。 香りからしてすごく独特な香りがします。 檜の香りなのだが何故かいちぢくのような(しかも粒々感を想像できるくらいに)酸も強いし、すごく難しいがすごく面白い香りをしています。 このように、香りの表現は難…
神奈川県のいずみ橋です。 酸はあまり強くありません。 どちらかというとじっくりしたお酒です。 ただ酸っぱい系の酸が強いと思います。 しかも香りが強く、きつい、という表現がすっとくる気がします。 昔の日本酒の名残が残るお酒。 ご馳走さまでした。
神奈川県の夏ヤゴです。 フルーティーな香りとオークのような香りが酸味として両立してます。 さらに発泡感があり、非常に花開いている感じです。 発泡のせいか旨味や甘味はあまり印象に残りません。 華やかさに注力している結果の爽やかな美味しさ演出、み…
甘味が際立つお酒です。 今日飲んだ酒がたまたまそういうものだけだったのか謎ですが。 トップの酸は薄いです。 酸味自体は感じますが、強くない印象。 日本酒らしい日本酒という感じです。 ご馳走さまでした。
高知の豊の梅です。 スッキリ系かじっくり系かでいうと中間の安定したものだと思います。 強いて言うとじっくり系か? トップの酸はあまり感じません。 日本酒らしい酸は意識出来ますが、弱いなと思うレベル。 高知の酒の特徴なのかな、甘味の重厚さは持って…
銀座のまるごと高知というアンテナショップで頂いてます。 経緯は後ほど調べます。 酸味はしっかりするのですが、それ以上に甘味が非常に乗っています。 メロンみたいな芳醇な香りがして、その上に黒糖のような濃厚な甘味がついてきます。 きんきんに冷やす…
愛媛県の年上の友人と呑んでいたということで、愛媛県の川亀を。 じっくりしたお酒だと思います。 入りの酵母感じはあまり感じません。しかし、その酵母感は決して失われたのではなく、後にくる甘味とうま味にしっかり残っているお酒です。 また、若干の雑味…
福岡県のものです。 酔っているので、お酒の情報は後ほど。 九州のお酒らしく、入りの酵母の香りは大きく華開くかんじです。 同時に甘味もしっかりとついてきて、華やかなお酒の部類だと思います。 ただ、ここまでだとただスッキリ華やか系なのですが、それ…
新政の92%です。 まさかというか、存在すら知りませんでした。 雑味は間違いなくあります。 ただ、雑味がすごく爽やかに一つの波としてまとまっているお酒です。 これが米の力か、というくらい。 ただ、これをまとめているのが何かは不明。 分からないながら…
佐賀県は七田です。 華やかなお酒な印象でしたが、雄町で七割五分という意味で非常に気になるお酒です。 入りの華やかさは七田のそれです。 精米具合が低くてもこの香りは衰えません。 しかし、というかさらに雄町と精米具合でしょうか。 ミドルからのうま味…
角右衛門です。 レビューだけ。 トップの酸はしっかりついてはいるのですが、タイミングが一歩遅れてきます。 何かでマスキングされているような気がします。そこが少し惜しいようで良いところのようで。 酸のあとはほぼ混ざるタイミングで甘味が大きく広が…
久しぶりの更新です。 千葉県の飯沼本家さんの甲子(きのえねまさむね)の純吟です。 300年続く老舗の酒蔵さんで、自家の地下水を用いてお酒を仕込んでおられるそう。 飲んだ時の酸は薄い印象です。 この手のお酒は後になればなるほどじわじわと旨みがきそうな…
「陽乃鳥」というのは「茜孔雀」の初期の名称です。 「山ユ」「亜麻猫」シリーズで有名な秋田県の新政酒造のお酒です。 かなりの実験作らしく、わくわくしながら抜栓しました。 ちょっと抜栓後の印象を経時的に書いて行こうかなと思います。 ちなみに呑んで…
広島県の宝剣、じゅんまいです。 自前で超辛口と歌ってるとおり、トップの酸は強く感じますが、それ以外の後味に関してはすっきりと消えて行く印象。 まさに辛口、という感じで好感を持てます。 ただ、辛口と言っても、口にしてから4〜5秒後に若干の甘みがき…
香川県は初めてですかね。 川鶴酒造さんの川鶴を頂きました。 地元の讃州さぬきよいまいを使用しています。 フルーティーな香りがしますが香りは中程度。 飲むとフルーティーな甘みの上にまずそこそこに酸が乗ってきます。 少しぴりっとする酸ですが、一気に…
4月になってから忙しくなっているせいか、日本酒レビューを出す頻度が少なくなっております。 中々いいお店に当たらない(というか、今までが恵まれすぎていた)ことや、自身の調査不足等が原因だと思われます。 しかし、一つ考えを転換しまして。 今後酒屋…
福島県は花泉酒造さんの七ロ万です。 この酒造さんは県外にロ万シリーズを展開しておりまして、今回はその中の季節もの。 「七」という冠は、七月に売り出されるからとのことです。他に十月の十ロ万、一月新酒の一ロ万などがあります。 無濾過生貯蔵酒という…
長野県の御湖鶴です。 はせがわ酒店限定のワールドカップボトルです。 飲み口自体はトップに甘く、ラストにすっきりする美味しい酒です。 しかし、特徴的なのはトップからミドルにかけての燻に似た味わい。 しっかり残るので、これがこの酒だというインパク…
お久しぶりです。 すみません、少し転機が訪れまして日本酒を味合う余裕がありませんでした。 しかし、少し落ち着いてきましたので再開をしていこうと思います。 本日は沖縄県の黎明というお酒。 沖縄…?とあまり聞かなかったのですが、どうやら沖縄唯一の蔵…
初めてでしょうか。東京都のお酒です。 青海市にある小澤酒酒造さんのものです。 奥多摩で多摩川と共に作られたお酒だそう。 大辛口と銘打っている通り、澄みやかなお酒です。 若干の香と酸の膨らみはありますがほぼ無いに等しく、清流のようにすっと無くな…
八海山のしぼりたて、赤になります。 こちらは純吟のもの。 酸が少し強めの印象。 しかし酸っぱさに近い酸というよりは、少し燻に近い香りを持った酸です。少し時間が経っているのかも。 後味はすっきり系。 甘さはあまり感じません。すっと飲める感じの印象…
色は違って奈良県の風の森、笊籬採りです。 笊籬採りとはここの酒造元である油長酒造が7年もの歳月をかけて独自に研究開発を重ねたまったく新しい上槽方法(とのこと)です。 通常はもろみごと袋に吊って重みで搾り取る「袋吊り」という方法が用いられるの…
岐阜県は御世桜酒造の津島屋(外伝)。 お米は長野県の美山錦なんだが、なんとワインの酵母を使っているという変わり種です。 若いワインのように日本酒の中でも軽い味なのだが、入りの芳香がリンゴに近い独特のものでした。 ご馳走様でした。
佐賀県は能古見の特別純米です。 鍋島と同じ街の蔵元さんです。 精米具合は58%とのこと。 非常に優しいお酒だと思います。 甘みは香りと強いほうだと思うのですが、質は優しい感じです。突っ張った感じの甘みではないです。色んな甘みが少量ずつ複雑に入り組…